経営者の皆さまへ
認証取得や衛生管理は、ともすれば「やらされる義務」「利益を生まない出費」と捉えられがちです。しかし私は、20年の現場経験から断言します。食品安全は、貴社が大手企業との取引や海外輸出という新しい販路を勝ち取るための、最も確実な「投資」であり「武器」です。
とはいえ、どれほど高尚な国際基準も、毎日現場に立つ従業員が笑顔で実行できなければ意味がありません。立派な仕組みが現場で形骸化していく光景を、私は数えきれないほど見てきました。だからこそ私は、丸投げの「書類作成代行」は一切いたしません。
5S(整理・整頓・清掃・躾・清潔)+2S(洗浄・殺菌)の7Sを土台に、私自身が現場に入り、従業員一人ひとりを巻き込みながら、「やらされる管理」ではなく「自分たちで守り、改善していく文化」を根づかせる。それが、働きやすさと生産性を同時に引き上げる、私の「現場改善型の伴走支援」です。経営者が一人で抱え込む孤独を、私が現場ごと受け止めます。
答えは現場にしかない。 ― これが、私の20年来変わらぬ信条です。
合同会社フードプラス 代表 大坪 晏子


食に捧げた20年:FoodPlus代表 大坪の軌跡
私のコンサルティングは、教科書から学んだ理屈ではありません。栄養士、料理人、教育者、そして危機管理の最前線――「食」のあらゆる現場で積み重ねた、生きた経験そのものです。
① 祖母の教えと病院栄養士時代の葛藤
〜「安全」と「美味しさ」の両立〜
私の原点は、上海仕込みの肉料理が得意だった祖母の台所です。祖母から教わったのは、技術以前の「食べものを大切にする心」でした。やがて病院の栄養士として働き始めた私は、安全のために整えられた美味しくない病院食に強い衝撃を受けます。
安全だけでも、美味しさだけでも、食は人を幸せにできない。両方を一つの現場で両立させる――この問いが、その後の私のすべての仕事の出発点になりました。
② 専業主婦から教員へ
〜有名シェフの卵を育てた「自走する人材育成」〜
6年間の専業主婦時代、私は毎日違うお弁当や自家製パンを作り続け、自宅で料理教室を開きました。狭山市の広報誌でレシピ連載も担当し、「料理初心者でも、その通りにやれば必ず再現できる」生きたマニュアルづくりの極意を磨きました。
「料理の鉄人」ブームのさなかには調理師専門学校の教員となり、8年間教鞭を執りました。陳建一氏など一流シェフの第2助手を務める一方、教え子をオーストラリアやスイス、フランスの大使館料理人へと送り出しました。人は、指示で動くのではなく、巻き込まれて初めて自ら動く。この「自走する人材育成」のノウハウこそ、現場改善支援の核になっています。
③ 極限の現場(北京五輪)と
老舗旅館の信頼回復に寄り添った18年
2021年の東京オリンピックでは、レスリングの強化選手への食事提供しました。選手の体調を左右する「絶対に失敗が許されない」現場で、真空低温調理法をはじめとする徹底した衛生管理を実践。極限のプレッシャー下で安全を守り抜く経験を積みました。
さらに、ノロウイルスによる食中毒を発生させてしまった老舗旅館では、現場改善と従業員教育を18年にわたり指導。その当時、社長からは「お客様の生命と財産をお守りする」とういう、失われた信頼を回復したいという強い想いのもと、現場で従業員とともに立て直しを行いました。
事故からの再建という最も困難な仕事こそ、「答えは現場にある」という信条を私に深く刻み込んだのです。
④ 世界のハラル市場視察から見えた
これからの食の多様性
大学生協で留学生の食生活相談員を務めていた頃、私はムスリムの学生たちが直面する「食の選択肢の少なさ」を痛感しました。この課題を確かめるため、マレーシアで1週間の現地調査を実施。日本の民間ハラル認証が抱える課題と、政府系認証の必要性を肌で理解しました。
多様な背景を持つ人々が、同じ食卓を安心して囲める社会へ。世界の食の潮流を見据えた視点も、私が貴社の販路拡大をご支援するうえでの大きな強みです。
保有資格
・栄養士・調理師・保健教諭(二級)
・国際HACCP同盟(IHA)認定リードインストラクター・上級HACCPコーデイネーター
・NRA(全米レストラン協会)食品衛生管理者
・PCQI(米国ESPCA)予防管理者
・薬膳管理師・福祉食コーディネーター
書籍掲載等
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書籍

食品衛生のプロが教える 飲食店のHACCPがよくわかる本 (旭屋出版)
食品衛生のプロが教える 飲食店のHACCPがよくわかる本 (旭屋出版)
いよいよ本年2020年6月、すべての飲食店でHACCPによる衛生管理が義務化され、法的に施行されます。
しかし、まだまだ詳細を知らない経営者、調理師は多いため、HACCP制度の内容を親しみやすいイラストでわかりやすく解説。
共著:村岡 滋/高橋 信/今泉 真昭
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飲食店のための おいしいハラール食 導入ガイド(楽工社)
飲食店のための おいしいハラール食 導入ガイド(楽工社)
■ハラール食の導入が、この1冊でできる! 小さなお店でも、お金をかけなくても、 この本で、訪日・在日イスラム教徒を、 お客様にできる!
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しくみ図鑑シリーズ:食品加工が一番わかる(共著)(技術評論社)
しくみ図鑑シリーズ:食品加工が一番わかる(共著)(技術評論社)
第4章
1節 異物混入の防止 / 2節 食品添加物 / 3節 有害金属・有害化学部質 / 4節 食品衛生5S(7S)の基本概念 / 5節 法令順守と自主衛生管理 / 6節 HACCPによる食品安全の検証システム / 7節 危害分析(HA) / 8節 重要管理点(CCP) / 9節 HACCPシステムの導入
執筆・監修
取材
その他

鞍掛豆レシピ
鞍掛豆レシピ (2015年3月発行)
長野県東部に位置する小海町では、高原野菜の栽培が盛んに行われ、「鞍掛豆」に注目し、栽培を奨励しています。
鞍掛豆は青大豆の一種ですが、馬の背に鞍をかけたような模様に見えることから「鞍掛豆」と呼ばれます。そんな鞍掛豆のレシピ集を制作・監修しました。
アシスタント:間宮智子

THE BUNKA レシピブック
THE BUNKA レシピブック (企画・制作を担当)
100年の技術の集大成 唯一無二の無水調理鍋、「THE BUNKA」に付属している取扱説明書 兼 レシピブックの企画制作を行いました。
アシスタント:福田敏子
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近代食堂 2019年6月号 (旭屋出版)

近代食堂 2019年7月号 (旭屋出版)

近代食堂 2019年8月号 (旭屋出版)

近代食堂 2019年9月号 (旭屋出版)

近代食堂 2019年10月号 (旭屋出版)

近代食堂 2019年11月号 (旭屋出版)

近代食堂 2019年12月号 (旭屋出版)

月刊HACCP 2021年1月号

月刊HACCP 2021年9月号